薄毛の女性のウィッグは、薄い範囲が頭頂部や分け目だけなら部分ウィッグ、全体に広がっているならフルウィッグを選びます。日本皮膚科学会のガイドラインでも、ウィッグ(かつら)の着用は「行ってもよい」とされています。
この記事では、女性の薄毛の範囲に合わせたウィッグの選び方を整理します。ウィッグで薄毛が進むのかという疑問にも、ガイドラインをもとに答えます。
薄毛の女性のウィッグの選び方
薄毛の女性のウィッグは、薄くなっている範囲と、地毛がどれだけ残っているかで選びます。部分ウィッグは地毛にとめて使うため、とめる場所に地毛があることが前提です。
| 薄毛の範囲 | 向いているウィッグ |
|---|---|
| 分け目・つむじだけ | トップ用の部分ウィッグ(ヘアピース) |
| 頭頂部から後頭部まで広め | 大きめの部分ウィッグ、またはフルウィッグ |
| 全体が薄い・とめる地毛が少ない | フルウィッグ |
部分ウィッグの種類と付け方は、女性の部分ウィッグの選び方で詳しく紹介しています。
頭頂部・後頭部の薄毛と女性のウィッグ
頭頂部や後頭部の薄毛は、自分では見えにくく、気づいたときには範囲が広がっていることもあります。女性がウィッグを選ぶ前に、合わせ鏡やスマートフォンの写真で、薄い範囲を確かめておきます。
- 頭頂部の透けが気になる範囲を、上から撮って確かめる
- 後頭部は、合わせ鏡で左右と下の方まで見る
- 部分ウィッグなら、その範囲を覆える大きさかを確かめる
地肌の透けを目立たなくする方法は、分け目・つむじが薄い女性へでも紹介しています。
40代の女性の薄毛とウィッグ
40代の女性の薄毛でウィッグを選ぶなら、まずは気になる部分だけを補う部分ウィッグから試す方法があります。全体を覆うより手軽で、今の髪型を大きく変えずに使えます。
ただし、40代で抜け毛が急に増えた場合は、甲状腺の病気や貧血、急なダイエットなどが関わることもあります。ガイドラインでは、女性の薄毛の診断でこうした原因を除外することが大切だとしています。
受診の目安は、女性の抜け毛は様子見?ケア?受診?で紹介しています。
ウィッグで女性の薄毛は進む?
ウィッグをつけることで女性の薄毛が進むという報告は、日本皮膚科学会のガイドラインでは示されていません。ガイドラインが紹介した女性20人の調査では、ウィッグの着用で生活の質が上がり、副作用は特に報告されませんでした。
一方で、ガイドラインは、ウィッグは脱毛の症状を改善するものではないとしています。薄毛そのものの対策をしたい人は、ウィッグと並行して、皮膚科での相談や育毛剤を考えます。
出典は、日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(CQ11 かつらの着用、推奨度C1)です。
薄毛の女性のウィッグまとめ
薄毛の女性のウィッグは、薄い範囲と地毛の量で、部分ウィッグかフルウィッグかを選びます。ウィッグは薄毛の症状を改善するものではありませんが、ガイドラインでも着用は「行ってもよい」とされています。
- 分け目・つむじだけなら部分ウィッグ、全体ならフルウィッグ
- 頭頂部・後頭部は、写真や合わせ鏡で範囲を確かめる
- 40代で急に抜け毛が増えたら、原因を皮膚科で確かめる
- ウィッグで薄毛が進むという報告は、ガイドラインにはない
育毛剤の選び方は、女性の育毛剤ランキングの見方で整理しています。
- 執筆者
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神野司(かみの つかさ)
妻のがん闘病を支える中で、大阪市の医療用ウィッグ助成制度を実際に利用。
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