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抗がん剤で眉毛・まつ毛が抜けるときの対策|メイク・保護メガネ・アートメイク

抗がん剤で眉毛・まつ毛が抜けるときの対策|メイク・保護メガネ・アートメイク

髪だけでなく、眉毛・まつ毛も抜けることがあります

抗がん剤治療というと、頭髪の脱毛に意識が向きがちですが、実は眉毛やまつ毛も抜けてしまうケースが多いとされています。眉毛やまつ毛は、顔全体の印象を大きく左右するパーツのため、ここでの変化にショックを受ける方も少なくありません。今回は、専門家による解説をもとに、メイクでの工夫のポイントを整理します。

眉毛が薄くなってきたら

眉毛のケアで紹介されているコツとして、「眉山(眉の一番高い部分)から描き始めると、自然に仕上がりやすい」という点があります。力を入れて描くと不自然になりやすいため、パウダーを使ってふんわりと仕上げるのがポイントです。描く前にフェイスパウダーで眉周りをさらっとさせておくと、メイクが崩れにくくなるとも紹介されています。

再生の段階によっても、メイクの調整の仕方は変わってきます。ほとんど生えていない初期段階は、細い芯の眉ペンシルで一本一本を描くように、まばらに生えてきた時期は、パウダーとペンシルを組み合わせて自まつ毛・自眉毛と馴染ませていく、という考え方が紹介されています。

まつ毛が抜けたときの工夫

まつ毛が抜けると、目が光やホコリに敏感になりやすくなります。紫外線をカットする機能のあるメガネ(ダテメガネ・保護メガネ)を活用することで、目元を保護しながら過ごせます。アイラインで目元に軽く輪郭をつけることで、まつ毛がなくても目元の印象をはっきりさせる工夫も紹介されています。再生期には、部分用のつけまつ毛を、生えてきた自まつ毛と組み合わせる方法もあります。

眉毛が抜ける前に、写真を撮っておく

専門家のアドバイスとして紹介されている工夫の一つに、「眉毛が抜ける前に、自分の眉の形を写真に撮っておく」というものがあります。抜けた後に眉を描く際、元の形を参考にできるため、違和感の少ない仕上がりにしやすくなります。治療が始まる前の、ちょっとした準備として知っておくとよいでしょう。

医療アートメイクという選択肢もある

より長期的な選択肢として、医師の管理のもとで行う「医療アートメイク」という方法もあります。皮膚の浅い層に色素を入れることで、眉毛の形を再現する医療行為です。以前は美容目的の施術として扱われることもありましたが、現在は医療機関でのみ実施が認められています。関心がある方は、通院先の病院やアピアランスケアの相談窓口で、実施の可否や詳細を確認してみるとよいでしょう。

見た目のことだけでなく、気持ちの負担にも目を向けて

眉毛やまつ毛の変化は、見た目の問題であると同時に、気持ちの負担にもつながりやすい部分です。メイクの工夫だけでは気持ちが晴れないと感じる場合は、一人で抱え込まず、病院のアピアランスケアに関する相談窓口や、看護師・薬剤師に相談してみることも選択肢の一つです。外見の変化への向き合い方は、人それぞれで構わないと思います。

アピアランスケア外来については、以下の記事もあわせてご覧ください。

まとめ

眉毛やまつ毛の変化は、頭髪の脱毛以上に、日々の印象を左右する部分かもしれません。専門家が紹介しているメイクの工夫や、保護メガネの活用、医療アートメイクといった選択肢を知っておくことで、変化と向き合う際の負担を少しでも軽くできればと思います。

執筆者
神野司(かみの つかさ)
妻のがん闘病を支える中で、大阪市の医療用ウィッグ助成制度を実際に利用。
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