医療用ウィッグは、決して安い買い物ではありません。だからこそ、正しく
お手入れ・保管して、できるだけ長く使いたいところです。この記事では、
日々のケアと保管方法の基本を整理します。
人毛・人工毛で異なるお手入れの基本
以前の記事でも触れた通り、ウィッグの素材には人毛・人工毛・ミックス毛が
あり、お手入れの頻度や方法も素材によって
異なります。人工毛は形状記憶加工がされているため、洗った後も
スタイルが崩れにくい一方、人毛は自然な質感の代わりに、より丁寧な
お手入れが必要になる傾向があります。
購入時に、その製品専用のお手入れ方法が案内されている場合は、まずそちらを
優先してください。ここでは、多くの製品に共通する基本的な考え方を
お伝えします。
正しい洗い方の手順
- もつれをほどく
- 洗う前に、毛先から専用ブラシで優しくとかし、もつれをほどいておく
- ぬるま湯で押し洗い
- こすらず、専用(または低刺激の)シャンプーを溶かした水に浸し、優しく押し洗いする
- しっかりすすぐ
- 洗浄成分が残らないよう、きれいな水で丁寧にすすぐ
ゴシゴシこすらない、ねじらないというのが、素材を問わず
共通する基本です。摩擦は、毛の傷みや型崩れの原因になります。
乾かし方・スタイリングの注意点
洗った後は、タオルで優しく水気を押さえ、
ウィッグ専用のスタンドにかけて、自然乾燥させるのが基本です。
ドライヤーの熱風を直接当てると、人工毛は変形・変質しやすいため、
製品の取扱説明に従って使用してください。
保管方法|型崩れ・カビを防ぐコツ
使わないときは、専用スタンドにかけて、風通しの良い場所で保管します。
湿気がこもる場所や、直射日光が当たる場所は、型崩れや色あせの原因に
なりやすいため避けてください。
長期間使わない場合は、完全に乾いた状態にしてから、通気性のある袋や
ケースに入れて保管すると安心です。
買い替えの目安(寿命のサイン)
正しくお手入れしていても、ウィッグには寿命があります。
毛のパサつきが戻らない、地肌に当たる部分のほつれが目立つ、スタイルが
明らかに崩れて直らないといったサインが出てきたら、買い替えを
検討するタイミングです。
一般的に、毎日使用する場合の寿命は製品や使用頻度によって幅がありますので、
購入時に販売店・メーカーの目安を確認しておくと安心です。
まとめ
お手入れの基本は、優しく洗う、こすらない、自然乾燥、風通しの
良い場所で保管するという点に尽きます。正しいケアで、大切な
ウィッグを少しでも長く、気持ちよく使い続けてください。
ウィッグの選び方の基本については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ウィッグを選ぶときに確認したいポイント|素材・製法・購入方法
wigcarelife.com
- 執筆者
-
神野司(かみの つかさ)
妻のがん闘病を支える中で、大阪市の医療用ウィッグ助成制度を実際に利用。
詳しいプロフィールはこちら
※当サイトでは、商品・サービスの紹介にアフィリエイト広告を利用しています。

コメント Comments
コメント一覧
コメントはありません。