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ウィッグの助成金、自治体でここまで違う|大阪市と他都市を比較

ウィッグの助成金、自治体でここまで違う|大阪市と他都市を比較

「ウィッグの助成金って、どこの自治体でも同じ内容なの?」

前回の記事で、私たち夫婦が大阪市の制度を利用した体験をお伝えしましたが、
実はこの制度、自治体によって内容がかなり違います。

上限金額が3倍以上違う自治体もあれば、申請できる回数や、対象になる品目まで、
それぞれ独自のルールを設けています。この記事では、実際に確認できた自治体の
制度を比較し、大阪市の制度がどのくらい手厚いのか、何が違うのか
を整理します。

自治体によって、ここまで違う

まず、確認できた範囲で比較表にまとめました。

自治体 助成上限額 助成方式 申請回数
大阪市 3万円 購入金額(上限内) 1回(複数商品の合算可)
横浜市 1万円 購入金額(上限内) 前回交付決定の翌年度から5年間は新規申請不可
名古屋市 3万円 購入金額の5割 ウィッグ・乳房補整具それぞれ1回
東京都北区 10万円 購入金額(上限内) 1人につき2回まで
東京都江東区 10万円 購入金額(上限内) 要確認

上記は記事執筆時点で確認できた情報です。制度は自治体の予算や
方針により変更されることがあるため、
実際に申請する際は、必ずお住まいの自治体の最新情報をご確認ください。

上限額だけで比較してはいけない理由

表を見ると、東京都北区・江東区の「上限10万円」が一番手厚く見えます。
ただし、助成方式の違いには注意が必要です。

名古屋市は「購入金額の5割(上限3万円)」という定率方式です。
つまり、6万円のウィッグを買っても、上限に達するまでは半分の3万円しか
戻ってきません。一方、大阪市や横浜市、北区・江東区は
「購入金額そのもの(上限まで)」を助成する方式
なので、この違いは実際に受け取れる金額に大きく影響します。

「上限額の数字」だけで比較せず、「実際いくら戻ってくるか」という視点で
確認することをおすすめします。

申請回数・タイミングの違いにも注意

実際に申請する際、見落としやすいのが「回数」の違いです。

私たちが利用した大阪市は、複数のウィッグをまとめて申請できる
という特徴がありました(1回の申請で、上限3万円の範囲内であれば合算可能)。

一方、横浜市は一度交付決定を受けると、
翌年度から5年間は新たな申請ができない
という制限があります。
治療が長期化し、途中でウィッグを買い替える可能性がある方にとっては、
この違いは重要なポイントになります。

対象品目も自治体ごとに異なる

今回確認した中では、東京都北区・江東区のように、
ウィッグだけでなく、補整下着や弾性着衣、頭皮冷却用キャップまで
対象に含む自治体
もありました。

名古屋市も、令和8年4月から新たに顔面や手指の欠損を補う装具(エピテーゼ)を
対象に追加するなど、対象範囲は年々見直されているようです。

大阪市の制度は、前回の記事でお伝えした通りウィッグ中心の内容でしたが、
自治体によってはウィッグ以外の支援も一緒に受けられる場合がある
ため、お住まいの自治体がどこまでカバーしているか、確認する価値があります。

まとめ:まず、お住まいの自治体を確認してください

今回比較した5つの自治体だけでも、上限額・助成方式・申請回数・対象品目、
すべてに違いがありました。

「制度自体を知らない」ことが一番の機会損失です。
まずはお住まいの自治体のホームページで、同様の制度がないか確認してみてください。
見つからない場合も、自治体のがん相談窓口に問い合わせると、
案内してもらえることがあります。

大阪市の制度を実際に申請した体験については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

執筆者
神野司(かみの つかさ)
妻のがん闘病を支える中で、大阪市の医療用ウィッグ助成制度を実際に利用。
詳しいプロフィールはこちら

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